月別アーカイブ: 2010年5月

Eclipse プロパティエディタプラグイン (CentOS 5.5 64bit) 編

2013/5/8 追記
新しいバージョンについては以下を参照してください。
@see 「Eclipse プロパティエディタ プラグイン (CentOS 6.3 64bit)

Eclipse にプラグインを導入するには2種類の方法があります。
  1. 「新規ソフトウェアのインストール」メニューからのインストール
  2. プラグインを個別にダウンロードし、plugins ディレクトリにコピー

最近は前者でインストール可能なプラグインが多いですが、日本語化プラグインである pleiades の用に後者のプラグインも存在します。

今回は、Eclipse 3.5 にプロパティエディタ をインストールします。
このプラグインは native2ascii コマンドを使用することなく propertiesファイルの編集が可能となるため非常に便利です。

4/25時点では centos_x86_64 (64bit環境) でインストールできませんでした。
centos_i386 (32bit環境) ではインストール・使用可能でしたので、64bit環境に対応していないと割り切り、LimyEclipse プラグインで代替可能していましたが、本日なんとなくためしたところ何故か 64bit環境でもインストール・使用可能となっていました。
kernel含め、CentOS 5.5 にアップデートことが影響しているのかもしれません。
そのため、現在は LimyEclipse は未使用です。

1. updateサイトの登録

「ウィンドウ」-「設定」メニューの「使用可能なソフトウェアサイト」から、プロパティエディタのupdateサイトを登録します。
名前は「プロパティエディタ」、ロケーションは「http://propedit.sourceforge.jp/eclipse/updates/」とします。

20100516_01

「接続のテスト」をおこない、設定に問題ないことを確認します。

20100516_02

2. インストール

「ヘルプ」-「新規ソフトウェアのインストール」メニューからプラグインのインストール画面を表示します。画面上部の「作業対象」ドロップダウンリストからから「プロパティ・エディター」を選択します。

20100516_03

プロパティ・エディターをチェックし、「次へ」を選択します。

プラグインの関連性チェック後、インストール詳細画面を表示します。

20100516_04

内容を確認し、「次へ」を選択します。

最後にライセンスに同意し、「完了」を選択を選択するとプラグインのインストールが開始されます。

20100516_05

エラーなくインストールが完了した場合、Eclipseの再起動が求められます。
ですが、ここでは「いいえ」を選択します。

pleiades プラグインの制約上、新規プラグインのインストールまたは既存プラグインのバージョンアップを行った場合は -clean オプションをつけて Eclipseを再起動する必要があるためです。

Eclipse を一度終了させます。その後、改めて -clean オプションで Eclipse を起動することでプラグインのインストールは完了します。

3. 動作確認

Eclipse の再起動後、適当なプロジェクトで propertiesファイルを作成すると、PropertiesEditor で編propertiesファイルの編集が可能となります。
プロパティエディタプラグインをインストールしていない場合、propertiesファイルには日本語を入力できません (正確には、入力すると保存できません) が、画面のように日本語が入力可能となります。

20100516_06

通常のテキスト・エディターで上記 properites ファイルを開くと、native2ascii でエンコードされていることが確認できます。

20100516_07

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Xen環境 kernelのアップデート (バージョンアップ) 編

CentOS 5.4の kernel が更新されたようですので、Domain-0 (64bit版)と Domain-U の centos_x86_64 (64bit版)、centos_i386 (32bit版) のバージョンアップを行いました。
  旧: 2.6.18-164.15.1.el5xen
  新: 2.6.18-194.3.1.el5xen

まずは Domain-0 のバージョンアップを行いました。

# Xen環境の場合、Domain-0 の kernel はバージョンアップしない方がよいのでしょうか。
# そのあたりは知識不足のため、今後影響ないかちょっと不安です。。。

バージョンアップ作業自体はXen環境以外と同様、yumコマンドのみで完了します。

$ su -
# yum update

Domain-0から yumコマンドを実行しました。
/boot/grob/grob.conf の Domain-0 メモリ設定も引き継がれています。(メモリ設定の詳細はこちら )

特に問題なく成功しましたので、あえて Domain-0 を再起動せずに常時起動としている Domain-U であるcentos_x86_64 (64bit版) でyumコマンドを実行したところ、

# yum update
* addons: ftp.jaist.ac.jp
* base: ftp.jaist.ac.jp
* extras: ftp.jaist.ac.jp
* updates: ftp.jaist.ac.jp
Setting up Update Process
No Packages marked for Update

と、「update可能なパッケージはありません」とのこと。
unameコマンドを実行しても旧kernel (2.6.18-164.15.1.el5xen) のままです。

Domain-0 を再起動していないことが原因か? とも思ったのですが、Xenの性格上それもおかしな話なので、ためしに常時起動としていない もう一つの Domain-U である centos_i386 (32bit版) を起動してyumコマンドを実行したところ、こちらは問題なく成功しました。
最新kernelを有効とするために centos_i386 を再起動しても特に問題はありませんでした。

$ uname -a
Linux [ホスト名].[ドメイン名] 2.6.18-194.3.1.el5xen #1 SMP Thu May 13 14:27:32 EDT 2010 i686 athlon i386 GNU/Linux

この時点で Domain-0の kernel はまだ旧kernelのまま。
つまり Domain-0 が旧kernel、Domain-U の centos_i386 (32bit版) が新kerel で動いています。

では、ということで常時起動としてる Domain-U、centos_x86_64 (64bit版) を再起動後、yumコマンドを実行したところ今度は成功。
もう一度再起動して centos_x86_64 も無事新kernelとなりました。

$ uname -a
Linux [ホスト名].[ドメイン名] 2.6.18-194.3.1.el5xen #1 SMP Thu May 13 13:49:53 EDT 2010 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux

最後に Domain-0 も再起動を行い、Domain-0 も新kernelで起動することを確認。
常時起動の centos_x86_64 と、普段は起動していない centos_i386 も問題なく動作すること最終確認して、バージョンアップ作業が完了しました。

5/19 追記
CentOSのバージョンが 5.4 から 5.5 に upgrade されていることに気づきました。

$ cat /etc/redhat-releaseCentOS release 5.5 (Final)

upgrade 指定でなくてもマイナーバージョンはあがってしまうんですね。
今さら知りました。。。

[ END ]

Eclipse インストールと日本語化 (CentOS 5.4 64bit) 編

2013/5/1 追記
新しいバージョンについては以下を参照してください。
@see 「Eclipse インストールと日本語化 (CentOS 6.3 64bit)

Eclipse 3.5 Galileo をインストールする前に、Java開発環境を導入する必要があります。

これまでは Sun JDK を使用しているのですが、今回は試しにOpenJDKをインストールしてみることにしました。
なんらかの問題に直面したときは Sun JDKに切り替えたいと思います。

1. OpenJDKのインストール

yum コマンドを使用して、java-develパッケージを導入します。

$ su -
# yum install java-devel

動作確認として、バージョン情報を表示してみます。

$ java -version
java version "1.6.0"
OpenJDK Runtime Environment (build 1.6.0-b09)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 1.6.0-b09, mixed mode)

$ javac -version
javac 1.6.0-internal

2. Eclipseのダウンロード

Eclipse のサイト上部からダウンロードリンクを選択します。
様々なパッケージがリストとして出てきますが、今回はjsf2.0開発環境構築を最終目標としているため、「Eclipse IDE for Java EE Developers」の Linux 64bit版をダウンロードします。
本日時点の最新バージョンは eclipse-jee-galileo-SR2-linux-gtk-x86_64.tar.gz でした。

3. Eclipseの解凍とインストール

ダウンロードした tar.gz を解凍後、インストールします。
ユーザ単位でplug-inを自由に導入させるため、インストール先は ~/ としました。

$ tar xzvf eclipse-jee-galileo-SR2-linux-gtk-x86_64.tar.gz
$ ls
eclipse eclipse-jee-galileo-SR2-linux-gtk-x86_64.tar.gz
$ mv eclipse ~/

(*) 青字はディレクトリです。

4. Eclipse の日本語化

Eclipseの日本語化には pleiadesプラグイン を使用しました。
「Pleiades 本体ダウンロード」から 最新版 1.3.x をダウンロードします。
ダウンロードしたファイル名は pleiades.zip で、ファイル名にバージョンは含まれていませんでした。

ダウンロードした pleiadesプラグインを解凍します。

$ mkdir pleiades
$ cd pleiades
$ unzip ../pleiades.zip
$ ls
eclipse.exe -clean.cmd eclipse.exe startup.cmd features plugins readme

(*) 青字はディレクトリです。

解凍したプラグインとreadmeファイルを、Eclipse ディレクトリにコピーします。

$ cp -Rf features/* ~/eclipse/features/
$ cp -Rf plugins/* ~/eclipse/plugins/
$ cp readme/readme_pleiades.txt ~/eclipse/readme/

5. eclipse.ini の修正

修正内容の詳細は readme_pleiades.txt を参照してください。

~/eclipse/eclipse.iniの最終行に以下の一文を追加します。
Windowsへのインストールとは異なり、plugins ディレクトリの指定が絶対パスとなっています。
[user]にはLinuxへログインするユーザ名を指定してください。

-javaagent:/home/[user]/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar

以下はお好みですが、Eclipse のスプラッシュ画像を pleiades 用の画像に変更する場合は、次の2行を削除してください。

-showsplash
org.eclipse.platform

6. Eclipseの起動

Eclipseは次のコマンドで起動可能です。

$ ~/eclipse/eclipse &

スプラッシュ画像を変更していると、次のような画面が表示されます。
初回起動時は若干時間がかかります。

20100512_01

その後、使用するワークスペースを確認するダイアログが表示されます。
~/workspase を指定しておくのが無難ではないでしょうか。

ワークスペース登録後に、日本語化された Eclipse が起動します。

20100512_02

(*) この画像は他のプラグインも導入済み&プロジェクト作成済みの画面です。
  初回起動時とは若干異なりますのでご注意ください。

7. Menuへの登録

毎回コマンドを叩くのは不便ですので、Eclipse起動用メニューやアイコンを作成しておくと便利です。
  (1) /home/[user]/eclipse/eclipse
  (2) /home/[user]/eclipse/eclipse -clean
(1)は通常起動用、(2)は新規プラグイン導入時に使用するcleanオプション付のコマンドです。

KDEのMenuではこのように見えます。

20100512_03

[ END ]