年別アーカイブ: 2012年

SIM なし iPhone 4 の初期化と再利用

2014/10/3 追記
iPhone 5 については 「SIM なし iPhone 5 の初期化と再利用」 を参照してください。
iPhone 4S については 「SIM なし iPhone 4S の初期化と再利用」 を参照してください。

今年の10月、iPhone 4 から iPhone 5 に機種変更しました
そのときには iPhone 4 を下取りに出そうと思っていたのですが、二転三転して結局はまだ手元にあったりします。

大晦日で1歳になるうちの子供が iPhone で遊ぶことが増えてきたこともあり、子供専用の iPhone にすることにしました。
さすがに電話をかけることはないので 3G 回線は契約しません。(Wi-Fi のみで運用)

1. SIM カードなしでの初期設定 (アクティベート) 時にエラー

リセット (初期化) 済の iPhone 4 は初期設定 (アクティベート) が必要です。
初期設定を行おうとすると SIM カード がないため警告がでてきます。

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警告メッセージ1

No SIM Card Installed
Insert a valid SIM with no PIN lock to activate iPhone.

警告メッセージ2

SIM カードが挿入されていません
iPhone をアクティベートするには、PIN ロックされていない有効な SIM カードを挿入してください。

しかし iPhone 4 は回線契約していないので SIM カードはありません。
SIM カードを挿さないまま初期設定を進めても、最終的にはエラーとなってしまいました。

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エラーメッセージ

Please try again later, or contact customer care.

2. ダミー SIM カードの入手

回線契約なしで iPhone 4 を使う方法はないか調べてみたところ、ダミー SIM カードを使えば良いことが分かりました。

いくつかの製品が流通しているようですが、iPhone 4 で使えること、iOS 6 へのバージョンアップにも対応していること、安いことを満たしている以下のダミー SIM カードをチョイスしました。

見た目はただの白い SIM カードで、裏に「Activate card For sb」と印刷されています。

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3. ダミー SIM カードでのアクティベート

iPhone 4 にダミー SIM カードを挿して初期設定を始めると、今まで出ていた警告メッセージが表示されなくなります。

そして、SIM カードなしではエラーとなったアクティベートも通り抜け、初期設定を進めることができました。
左上の表示も「SIM なし」から「圏外」に変わっています。

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問題なく初期設定も完了し、いつものホーム画面が表示されました。

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これで誤発信やデータ破壊に悩まされることなく子供に iPhone を触らせることができます。

iPhone 4S 使用中の奥様も一安心、と思いきや、、、
実際に自由に使わせてみたところ『子供が iPhone に集中しすぎて怖い (by 奥様)』とのクレームが入り、なるべく iPhone に触らせない方針になりました。。。

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LibreOffice のインストール (Mac | OS X 10.8)

2013/2/14 追記
LibreOffice 4.0 については「LibreOffice 4.0 のインストール (Mac | OS X 10.8)」を参照してください。

久しく起動していなかったので気づかなかったのですが、LiberOffice が Mountain Lion (OS X 10.8) で追加された Gatekeeper に引っかかって起動しなくなっていました。

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これは、「セキュリティとプライバシー」の「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」が「Mac App Store と確認済みの開発元からのアプリケーションを許可」となっているためです。

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本来はコンテクストメニュー (右クリックで表示されるメニュー) から「開く」を選択すると「確認済みの開発元」となって起動するはずなのですが、どういうわけかエラーが出て起動してくれません。
「すべてのアプリケーションを許可」にしても同様です。

使用していたのが 3.4.4 という古いバージョンだったので、まずは最新版にバージョンを上げてみることにしました。

1. ダウンロード

LibreOffice のダウンロードサイト から最新のインストーラと言語パックをダウンロードします。
本日時点の最新版は 3.6.3でした。

「Mac OS X (Intel), version 3.6.3, Japanese」の「Main installer」と「Translated user interface」を選択し、LibO_3.6.3_MacOS_x86_install_en-US.dmg (179.7MB) と LibO_3.6.3_MacOS_x86_langpack_ja.dmg (17.8MB) を入手します。

2. インストール

LibreOffice のインストールは LibO_3.6.3_MacOS_x86_install_en-US.dmg ファイルをマウントし、その中の LibreOffice.app アイコンを Applications にドラッグするだけで完了します。

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前のバージョンを削除していない場合は確認ダイアログが表示されます。
「置き換える」ボタンを選択すると、古いバージョンが最新バージョンで差し替えられます。

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3. 開発元の確認

そのまま Dock のアプリケーションから LibreOffice.app を選択しても、確認元未確認ダイアログが出て Libre Office は起動できません。

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"LibreOffice.app"は、開発元が未確認のため開けません。
"セキュリティ"環境設定でインストールが許可されているのは、Mac App Store と確認済みの開発元からのアプリケーションのみです。

開発元を確認済みとするには、LibreOffice.app のコンテクストメニュー (右クリックで表示されるメニュー) から「開く」を選択します。

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その後表示される開発元確認ダイアログで「開く」ボタンを選択すると、開発元が確認済みとなり Libre Office が起動します。

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なお、この時点では言語パックをあてていないため、英語表示で起動します。

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4. 言語パックのインストール

LibO_3.6.3_MacOS_x86_langpack_ja.dmg ファイルをマウントし、LibreOffice Language Pack.app アイコンを実行するとインストーラが起動します。
その際表示される開発元確認ダイアログでは「開く」ボタンを選択します。

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確認ダイアログで「インストール」ボタンを選択すると、言語パックのインストールは完了します。

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5. 動作確認

あらためて Dock のアプリケーションから LibreOffice.app を選択し、LibreOffice が日本語で起動すればインストールは成功しています。

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もしも英語表示のままの場合、メニューの「LibreOffice」-「Preferences (設定)」-「Language Settings (言語設定)」-「Languages (言語)」を確認してください。

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Libre Office が起動した状態で言語パックをインストールした場合、「Language Settings (言語設定)」から「Japanese (日本語)」を選択できません。
その場合、1度 Libre Office を終了してから起動すると選択可能となります。

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iPhone5 (iOS 6) と iPhone4 (iOS 5.1.1) の比較

iPhone5 (iOS 6) の初期設定と iPhone4 (iOS 5) からのデータ移行」からの続きです。

4. 動作確認

動作確認もかねて、iPhone 5 から追加された LTE での通信速度も計測してみました。

自宅 (10F) ではアンテナが2本~4本と、弱めでしたが LTE で通信可能でした。
(3G は4本~5本、まれに3本です)

左: 自宅 LTE 右: 自宅 3G

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ping が 1/3、下り (Download) が3倍で、ここまで差があれば Safari でのブラウジングで全くストレスを感じません。特に ping が早いことが効いています。

左: 自宅外(1F) LTE 右: 西新宿 LTE

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1F に降りるとアンテナが5本になり、下りが 18 Mbps、上りが 8 Mbps を超えました。我が家の Wi-Fi 環境よりも早いです。

平日昼間の西新宿ではスピードが若干落ちましたが、やはり超高速です。

5. iPhone 4 (iOS 5.1.1) との比較

5.1. 外観 (大きさ、重さ) の比較

縦に長く (+8.6 mm)、薄く (-1.7 mm)、軽く (-25 g) なっています。

第一印象は『軽い !!』の一言です。
そのためか、大きくなった (長くなった) ことは気になりませんでした。

背面のアルミニウムが使われたデザインへの印象は人によるでしょうが、個人的には前の方が好きです。
# アルミ部が傷つきやすいとの噂もありますし。。。

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5.2. 画面の比較

3.5 インチ (640x960) から 4 インチ (640x1136) に 0.5 インチ (縦 176 px) 広くなりました。

結果、ホーム画面のアイコンが1列増えています。
ホーム画面におけるアプリフォルダも1列増えて、8→12 にアプリ格納数が増加しています。

画面の明るさは iPhone 4 よりも明るくなった印象です。

5.3. イヤホンの比較

イヤホンが変わりました。
収納ケースがついたのは地味にうれしいです。

音量を操作するリモコン(?) のクリック感が変わっています。
以前よりストロークが増して、押しやすくなりました。

気になる音質の差ですが、赤び~の耳では残念ながらよく分かりませんでした。。。

5.4. メッセージの比較

iOS 6 になって、電話番号宛の iMessage も Mac との連携対象になりました。
これは非常に便利です。

5.6. 地図 (Map) の比較

これは非常に残念な結果です。
覚悟していたとはいえ、実際に手に入れて操作すると正直落胆します。

iPhone 5 の Apple Maps は情報欠落レベルがひどく、iPhone 4 の Google Maps と比較することができないほどです。

左: iPhone 5 (iOS 6) 右: iPhone 4 (iOS 5.1.1)

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航空写真も解像度が低下しています。

左: iPhone 5 (iOS 6) 右: iPhone 4 (iOS 5.1.1)

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唯一 Apple Maps が勝っているのは 3D 表示だけでしょうか。

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Apple 社の CEO Tim Cook が謝罪するのも仕方がないでしょう。

改善するまでは、Tim Cook が勧めるように Safari から Google Maps を使うぺきなのでしょうか。

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