カテゴリー別アーカイブ: Mac OS X

Java SE 7 (JDK 1.7.x) のインストール (Mac | OS X 10.9)

OS X 10.9 Mavericks 上に Eclipse 環境を構築する必要に迫られました。
Eclipse を動作させるためには Java SE が必須なので、最初にインストールを行います。

1. Java SE Development Kit (JDK) のダウンロード

Oracle (旧 Sun) のダウンロードページ Java SE Downloads から最新の JDK である Java SE 7u45 をダウンロードします。

JDK の「DOWNLOAD」ボタンを選択し、「Accept License Agreement」をチェックします。
Mac 用は「Mac OS X x64」です。

本日時点の最新版は jdk-7u45-macosx-x64.dmg (192,766,805 byte) でした。

2. Java SE Development Kit (JDK) のインストール

2.1. インストーラの実行

jdk-7u45-macosx-x64.dmg ファイルをマウントし、「JDK 7 Update 45.pkg」を実行するとインストーラが起動します。

20131128_01

20131128_02

2.2. インストールの種類

「はじめに」画面で「続ける」ボタンを選択すると、「インストールの種類」画面に遷移します。

「インストールの種類」画面では、指定する情報はありません。
「インストール」ボタンを選択すると Java SE 7u45 のインストールが始まります。

20131128_03

2.3. インストール完了

インストールが完了すると「概要」画面に遷移します。
「次のステップ」リンクから Java SE のドキュメントを参照可能です。

20131128_04 20131128_05

3. 設定と動作確認

3.1. ターミナル

ターミナルから java コマンドと javac コマンドが正常に起動することを確認します。

java コマンド

$ java -version
java version "1.7.0_45"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_45-b18)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.45-b08, mixed mode)

javac コマンド

$ javac -version
javac 1.7.0_45

いずれも Java SE 7u45 のバージョン番号である「1.7.0_45」と表示されています。

3.2. システム環境設定

「システム環境設定」を開くと、「Java」が追加されていることが確認できます。

20131128_06

3.3. Java コントロールパネル

「システム環境設定」-「Java」から「Java コントロールパネル」を呼び出すことが可能です。

20131128_07

20131128_08

「バージョン情報」ボタンから Java SE のバージョンを確認できます。

20131128_09

タブから Java Runtime に関わる各種設定/確認が可能です。

20131128_10 20131128_11

20131128_12 20131128_13

3.4. Java インストールパス

Java SE 7u45 がどこにインストールされたのかを確認してみました。

$ whereis java
/usr/bin/java

$ cd /usr/bin
$ ls -l java*
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  74 10 27 13:50 java -> /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/Current/Commands/java
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  75 10 27 13:50 javac -> /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/Current/Commands/javac
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  77 10 27 13:50 javadoc -> /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/Current/Commands/javadoc
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  75 10 27 13:50 javah -> /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/Current/Commands/javah
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  75 10 27 13:50 javap -> /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/Current/Commands/javap
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  76 10 27 13:50 javaws -> /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/Current/Commands/javaws

$ cd /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions
$ ls -l Current
lrwxr-xr-x  1 root  wheel  1 10 27 13:50 Current -> A

/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions にインストールされた各バージョンに対し、Current リンクを経由してシンボリックリンクが張られています。

20131128_14

ただ、こちらは Mac OS 固有のファイルが格納されているようです。
見慣れたファイル群は /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.7.0_45.jdk/Contents/Home 配下にありました。

$ cd /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.7.0_45.jdk/Contents/Home
$ ls
COPYRIGHT                                 include
LICENSE                                   jre
README.html                               lib
THIRDPARTYLICENSEREADME-JAVAFX.txt        man
THIRDPARTYLICENSEREADME.txt               release
bin                                       src.zip
db

Eclipse 4.3 Kepler のインストール (Mac | OS X 10.9)」に続きます。

[ END ]

USB-RGB/D2 の Driver アップデート (Mac OS X 10.9)

OS X 10.9 Mavericks へアップグレードした際、DisplayLink の Driver が「互換性のないソフトウェア」として使用不能になってしまいました。

20131125_01

@see 「OS X 10.9 Mavericks へのバージョンアップ (Mac | OS X 10.9)

DisplayLink 社によると最新版の Driver のみ Mavericks に対応しているとのことなので、最新版 Driver をインストールすることにしました。

1. USB-RGB/D2 の 最新 Driver 入手

1.1. Driver のダウンロード

DisplayLink 社のサイトから「Support」-「Mac Software」を選択すると Driver のダウンロード画面に遷移します。

20131125_02

画面下部にある Version 2.1の「DisplayLink USB Graphics Software for Mac OS X」リンクを選択して、次画面で「Agree」ボタンを選択すると Driver をダウンロードできます。

20131125_03 20131125_04

本日時点でダウンロードしたファイルは「DisplayLink_MacOSX_V2.1.dmg」、サイズは 11.6 MB でした。

2. 旧 Driver アンインストール

通常のバージョンアップでは旧 Driver をアンインストールしていましたが、Mavericks インストール時に削除されているので、アンインストールは不要でした。

3. Version 2.1 Driver インストール

NOTE:
Driver のインストールは、USB-RGB/D2 を接続していない状態で行います。

3.1. インストーラの起動

ダウンロードしたディスクイメージ「DisplayLink_MacOSX_V2.1.dmg」をマウントします。

20131125_05

「DisplayLink Software Installer.pkg」を実行してインストーラを起動し、「続ける」ボタンを選択します。

20131125_06

3.2. 使用許諾契約

使用許諾契約を一読し、問題なければ「続ける」ボタンを選択します。
その後に「同意する」ボタンを選択します。

20131125_07 20131125_08

3.3. インストール先の選択

インストール先を指定し、「インストール」ボタンを選択します。

20131125_09

再起動が必要な旨のダイアログが表示されるので、「インストールを続ける」ボタンを選択します。

20131125_10

3.4. 再起動

インストールが完了すると再起動が促されるので、「再起動」ボタンを選択します。

20131125_11

4. USB-RGB/D2 の設定

再設定は不要でした。

(*) 設定の詳細は「USB-RGB/D2 を使用したマルチモニタ環境 (Mac OS X 10.7)」を参照してください。

5. 動作確認

Driver が正常にインストールされていれば、「システム環境設定」-「ディスプレイ」から USB-RGB/D2 に接続したディスプレイ (モニタ) の設定が可能となります。。

MacBook Air のディスプレイ

20131125_12 20131125_13

USB-RGB/D2 に接続した Dell U2412M

20131125_14 20131125_15

「配置」タブ

20131125_16

OS X 10.9 Mavericks から機能強化されたマルチディスプレイ環境も確認可能です。
各画面にメニューバーと Dock が表示され、それぞれの画面単位でフルスクリーンや Mission Control による画面切り替えが可能となっています。

左: Dell U2412M、右: 内蔵ディスプレイ

20131125_17 20131125_18

フォーカスがあたっていないアプリケーションのメニューバーはグレー表示となるようです。

[ END ]

OS X 10.9 Mavericks へのバージョンアップ (Mac | OS X 10.9)

10/22 (日本時間 6/23 早朝)、WWDC 2013 で iOS 7 と同時に発表された OS X 10.9 Mavericks がインストール可能になりました。

20131029_01

バッテリー駆動時間の改善やマルチディスプレイ環境の強化等、様々な新機能が組み込まれまています。
普段であれば、トラブルを避けるために最初のアップデート (10.9.1) を待つのですが、マルチディスプレイ環境強化の恩恵にあずかるべく、早々にバージョンアップ (アップグレード) することにしました。

アップグレード対象は Mountain Lion (10.8.5) がインストールされている MacBook Air 2012 です。

1. 事前準備

全てのアプリを落とした後、Time Machine でバックアップを取得しました。

2. OS X 10.8 Mountain Lion から OS X 10.9 Mavericks への バージョンアップ

2.1. Mavericks インストーラの起動

App Store から OS X Mavericks が無料ダウンロード可能です。

20131029_02

5.29 GB あるのでそれなりに時間がかかりますが、無事ダウンロードが完了するとインストーラが起動します。

20131029_03

2.2. 使用許諾契約

インストーラ起動画面で「続ける」ボタンを選択すると、「使用許諾契約」画面に遷移します。
内容を確認して問題なければ 「続ける」ボタンを選択し、「同意確認」ダイアログで「同意する」ボタンを選択してください。

20131029_04 20131029_05

2.3. インストール先の選択

「インストール先の選択」画面では OS X Mountain Lion をインストールするディスクを選択します。
MacBook Air にはディスクが一つしかありませんので、デフォルト (Macintosh HD) のまま「インストール」ボタンを選択します。

20131029_06

2.4. インストール準備 (再起動前)

インストールの準備処理は1分ほどで終わりました。
再起動すると Mavericks のインストールを開始します。

20131029_07 20131029_08

2.5. インストール

実際のインストールには 21分かかりました。
残り時間が「1分未満」となってから、さらに「間もなくインストール完了」となってからも、それなりに待たされるのはお約束です。

20131029_09 20131029_10

20131029_11

Mavericks で動作しないアプリケーションがあった場合、最後に通知されます。
ここでは「DiskpayLink」が引っかかっています。

20131029_12

2.6. インストール完了

インストールが完了するともう一度再起動します。
再起動後、「この Mac について」を起動するとバージョンが 10.9 となっていることを確認できます。

20131029_13

3. アクセス権の修復

バージョンアップ後のお約束としてアクセス権の修復を行います。
「アプリケーション」の「ユーティリティ」から「ディスクユーティリティ.app」を起動します。

「ディスクのアクセス権を検証」ボタンを選択するとアクセス権の問題が確認できます。

20131029_14

合計 2件のアクセス権不一致と 2件の警告が検出されました。
この結果を踏まえて、「ディスクのアクセス権を修復」ボタンを選択すると、問題のあるアクセス権の修復が始まります。

20131029_15

もう一度「ディスクのアクセス権を検証」を行うと修復できたことが確認できます。

20131029_16

4. その他のアプリケーション

OS X 10.9 Mavericks と同時に、いくつかのアプリケーションについてもアップデートが公開されていました。

Mountain Lion では一部のアプリケーションが「OS X v10.9 が必要です」と出てアップデートできませんでしたが、Mavericks へアップグレード後はアップデート可能となっていました。

左: Mountain Lion 右: Mavericks

20131029_17 20131029_18

[ END ]