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Eclipse インストールと日本語化 (CentOS 5.4 64bit) 編

2013/5/1 追記
新しいバージョンについては以下を参照してください。
@see 「Eclipse インストールと日本語化 (CentOS 6.3 64bit)

Eclipse 3.5 Galileo をインストールする前に、Java開発環境を導入する必要があります。

これまでは Sun JDK を使用しているのですが、今回は試しにOpenJDKをインストールしてみることにしました。
なんらかの問題に直面したときは Sun JDKに切り替えたいと思います。

1. OpenJDKのインストール

yum コマンドを使用して、java-develパッケージを導入します。

$ su -
# yum install java-devel

動作確認として、バージョン情報を表示してみます。

$ java -version
java version "1.6.0"
OpenJDK Runtime Environment (build 1.6.0-b09)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 1.6.0-b09, mixed mode)

$ javac -version
javac 1.6.0-internal

2. Eclipseのダウンロード

Eclipse のサイト上部からダウンロードリンクを選択します。
様々なパッケージがリストとして出てきますが、今回はjsf2.0開発環境構築を最終目標としているため、「Eclipse IDE for Java EE Developers」の Linux 64bit版をダウンロードします。
本日時点の最新バージョンは eclipse-jee-galileo-SR2-linux-gtk-x86_64.tar.gz でした。

3. Eclipseの解凍とインストール

ダウンロードした tar.gz を解凍後、インストールします。
ユーザ単位でplug-inを自由に導入させるため、インストール先は ~/ としました。

$ tar xzvf eclipse-jee-galileo-SR2-linux-gtk-x86_64.tar.gz
$ ls
eclipse eclipse-jee-galileo-SR2-linux-gtk-x86_64.tar.gz
$ mv eclipse ~/

(*) 青字はディレクトリです。

4. Eclipse の日本語化

Eclipseの日本語化には pleiadesプラグイン を使用しました。
「Pleiades 本体ダウンロード」から 最新版 1.3.x をダウンロードします。
ダウンロードしたファイル名は pleiades.zip で、ファイル名にバージョンは含まれていませんでした。

ダウンロードした pleiadesプラグインを解凍します。

$ mkdir pleiades
$ cd pleiades
$ unzip ../pleiades.zip
$ ls
eclipse.exe -clean.cmd eclipse.exe startup.cmd features plugins readme

(*) 青字はディレクトリです。

解凍したプラグインとreadmeファイルを、Eclipse ディレクトリにコピーします。

$ cp -Rf features/* ~/eclipse/features/
$ cp -Rf plugins/* ~/eclipse/plugins/
$ cp readme/readme_pleiades.txt ~/eclipse/readme/

5. eclipse.ini の修正

修正内容の詳細は readme_pleiades.txt を参照してください。

~/eclipse/eclipse.iniの最終行に以下の一文を追加します。
Windowsへのインストールとは異なり、plugins ディレクトリの指定が絶対パスとなっています。
[user]にはLinuxへログインするユーザ名を指定してください。

-javaagent:/home/[user]/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar

以下はお好みですが、Eclipse のスプラッシュ画像を pleiades 用の画像に変更する場合は、次の2行を削除してください。

-showsplash
org.eclipse.platform

6. Eclipseの起動

Eclipseは次のコマンドで起動可能です。

$ ~/eclipse/eclipse &

スプラッシュ画像を変更していると、次のような画面が表示されます。
初回起動時は若干時間がかかります。

20100512_01

その後、使用するワークスペースを確認するダイアログが表示されます。
~/workspase を指定しておくのが無難ではないでしょうか。

ワークスペース登録後に、日本語化された Eclipse が起動します。

20100512_02

(*) この画像は他のプラグインも導入済み&プロジェクト作成済みの画面です。
  初回起動時とは若干異なりますのでご注意ください。

7. Menuへの登録

毎回コマンドを叩くのは不便ですので、Eclipse起動用メニューやアイコンを作成しておくと便利です。
  (1) /home/[user]/eclipse/eclipse
  (2) /home/[user]/eclipse/eclipse -clean
(1)は通常起動用、(2)は新規プラグイン導入時に使用するcleanオプション付のコマンドです。

KDEのMenuではこのように見えます。

20100512_03

[ END ]