MacBook Air Mid 2012 と Late 2010 の比較

これまで使ってきた MacBook Air Late 2010 と今回購入した Mid 2012 を比較して、気になったところをまとめてみました。

1. ハードウェア編

1.1. MagSafe2

AC アダプタのコネクタである MagSafe が MagSafe2 へ変更されました。

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(*) 左が新しい MagSafe2、右が従来の MagSafe

MagSafe と MagSafe2 は形状に互換がないため、Late 2010 の AC アダプタを使用する場合は「MageSafe-MagSafe2 コンバータ」をはさむ必要があります。

個人的には Late 2010 の MagSafe の方がすっきりしていたので、この変更は残念です。

左が MagSafe2 (Mid 2012)、右が MagSafe (Late 2010)

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1.2. キーボード

キーボードにバックライトがつきました。

バックライトの光量変更用のキーが追加されたため、イジェクトキーが廃止になり、ファンクションキーの配置が変更になっています。

左が Mid 2012、右が Late 2010

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1.3. 外部 I/F

USB 2.0 ポートが USB 3.0ポートに、mini Display ポートThunderbolt ポートに変更されています。

Late 2010 で使っていた「Apple Mini DisplayPort - DVI アダプタ」は Thunderbolt ポートにつなぐことで、「Apple USB Ethernet アダプタ」は USB 3.0 ポートにつなぐことで問題なく使用できました。

1.4. 冷却ファン

Mid 2012、Late 2010 ともにアイドル時の回転数は 2,000 rpm、最大で 6,500 rpm でした。

アイドル時は Late 2010 は耳を澄ませるとかすかにファンの音が聞こえるのに対して、Mid 2012 はほぼ無音でした。
最大時の騒音はどちらも変わらないように思えました。
(*) 外部の騒音が少ない真夜中に比較してみました。

ではファンの音は Mid 2012 と Late 2010 で変わらないかというと、Late 2010 はちょっとでも負荷のある作業をするとすぐにファンの回転数が上がるのに対して、Mid 2012 はよほど負荷の高い作業を行わない限りアイドルのままです。

結果として Mid 2012 の方が驚くほど静かになったように感じます。

1.5. 内蔵スピーカー

意外だったのですが、Mid 2012 で内蔵スピーカーに変更があったのか Late 2010 に比べて音質が劣化していました。

赤び~はスピーカーやイヤホンは聞こえればよい人で、正直音質の差などほとんど分かりません。
しかし、それでも Late 2010 と Mid 2012 の内蔵スピーカーで音楽を聞き比べるとはっきりと違いが分かりました。
Mid 2012 の方が音が軽いというかチープというか、そんな感じです。
# この辺りは非常に疎いので、実際の音とは異なる的外れな表現となっているかもしれません。。。

某巨大掲示板を覗いてみたところ、
 『これまでの Late 2010 / Mid 2011 の音質が良すぎた。
  Mid 2012 の音質は筐体の薄さを考えるとそれなりである。』(超要約)
ということらしいです。

1.6. CPU / Memory / Graphics

CPUCore 2 Duo の 2C/2T から Ivy Bridge の 2C/4T に、Memory は 1,067 MHz から 1,600 MHz にパワーアップしています。
GraphicsNVIDIA GeForce 320M から Ivy Bridge 内蔵の Intel HD Graphics 4000 に変更となっています。

性能がどの程度上がったかについては「MacBook Air Mid 2012 と Late 2010 の比較 ~ベンチマーク編~」を参照してください。

左が Mid 2012、右が Late 2010

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1.7. Storage

「システム情報」から「ハードウェア」-「シリアルATA」-「機種」を確認すると、Mid 2012 が「SM256E」で Samsung 製、Late 2010が「TS128C」で東芝製でした。

また「リンク速度」が 3Gbps (SATA 2.0) から 6Gbps (SATA 3.0) に上がっていることが分かります。

(*) Apple の調達状況によって変動するようです。
(*) 64 GB / 128 GB モデルは東芝製らしいです。

左が Mid 2012、右が Late 2010

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1.8. Display

以下のコマンドの実行結果から、Mid 2012 が LG 製、Late 2010 が Samsung 製でした。(*)

実際の見た目は Mid 2012 の方が若干黄色っぽいように感じます。

(*) Apple の調達状況によって変動するようです。

確認用コマンド

$ ioreg -lw0 | grep IODisplayEDID | sed "/[^<]*</s///" | xxd -p -r | strings -6

Mid 2012

LP133WP1-TJA3
Color LCD

Late 2010

LTH133BT01A01
Color LCD

1.9. USB

Late 2010 にあった USB 1.1 (USB バス) が廃止となり、代わりに USB 3.0 (USB 3.0 高速バス) が追加されています。
その影響で Bluetooth ホストコントローラの接続先が USB 2.0 (USB 高速バス) に変わりました。

SD カードリーダの接続先は USB 2.0 のままです。
Apple のサイトには明記されていませんが、SDXC カードに対応しているようです。

左が Mid 2012、右が Late 2010

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1.10. Wi-Fi

Wi-Fi は IEEE 802.11n のままでした。

# IEEE 802.11ac 対応は次モデル移行でしょうか。

左が Mid 2012、右が Late 2010

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1.11. バッテリー

バッテリー容量は Late 2010 と Mid 2012 で変わっていませんでした。
充電量は購入直後で 6,500mAh です。

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(*) バッテリーの消耗量と寿命についてはこちら

実際にバッテリー駆動時間を計測してみたところ、
  テキスト中心の場合、使用4時間弱で残容量56%
  テキストとネットで半々の場合、使用3.5時間で残容量50%
といったところでした。
後者の使い方でカタログスペックの7時間をぎりぎり達成できそうです。
# あくまでも赤び~主観による参考値です。

MacBook Air Mid 2012 と Late 2010 の比較 ~ベンチマーク編~」に続きます。

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