CentOS 5.4の kernel が更新されたようですので、Domain-0 (64bit版)と Domain-U の centos_x86_64 (64bit版)、centos_i386 (32bit版) のバージョンアップを行いました。
旧: 2.6.18-164.15.1.el5xen
新: 2.6.18-194.3.1.el5xen
まずは Domain-0 のバージョンアップを行いました。
# Xen環境の場合、Domain-0 の kernel はバージョンアップしない方がよいのでしょうか。
# そのあたりは知識不足のため、今後影響ないかちょっと不安です。。。
バージョンアップ作業自体はXen環境以外と同様、yumコマンドのみで完了します。
# yum update
Domain-0から yumコマンドを実行しました。
/boot/grob/grob.conf の Domain-0 メモリ設定も引き継がれています。(メモリ設定の詳細はこちら )
特に問題なく成功しましたので、あえて Domain-0 を再起動せずに常時起動としている Domain-U であるcentos_x86_64 (64bit版) でyumコマンドを実行したところ、
* addons: ftp.jaist.ac.jp
* base: ftp.jaist.ac.jp
* extras: ftp.jaist.ac.jp
* updates: ftp.jaist.ac.jp
Setting up Update Process
No Packages marked for Update
と、「update可能なパッケージはありません」とのこと。
unameコマンドを実行しても旧kernel (2.6.18-164.15.1.el5xen) のままです。
Domain-0 を再起動していないことが原因か? とも思ったのですが、Xenの性格上それもおかしな話なので、ためしに常時起動としていない もう一つの Domain-U である centos_i386 (32bit版) を起動してyumコマンドを実行したところ、こちらは問題なく成功しました。
最新kernelを有効とするために centos_i386 を再起動しても特に問題はありませんでした。
Linux [ホスト名].[ドメイン名] 2.6.18-194.3.1.el5xen #1 SMP Thu May 13 14:27:32 EDT 2010 i686 athlon i386 GNU/Linux
この時点で Domain-0の kernel はまだ旧kernelのまま。
つまり Domain-0 が旧kernel、Domain-U の centos_i386 (32bit版) が新kerel で動いています。
では、ということで常時起動としてる Domain-U、centos_x86_64 (64bit版) を再起動後、yumコマンドを実行したところ今度は成功。
もう一度再起動して centos_x86_64 も無事新kernelとなりました。
Linux [ホスト名].[ドメイン名] 2.6.18-194.3.1.el5xen #1 SMP Thu May 13 13:49:53 EDT 2010 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
最後に Domain-0 も再起動を行い、Domain-0 も新kernelで起動することを確認。
常時起動の centos_x86_64 と、普段は起動していない centos_i386 も問題なく動作すること最終確認して、バージョンアップ作業が完了しました。
5/19 追記
CentOSのバージョンが 5.4 から 5.5 に upgrade されていることに気づきました。
upgrade 指定でなくてもマイナーバージョンはあがってしまうんですね。
今さら知りました。。。