6/30 (日本時間 7/1 早朝)、OS X Yosemite のアップデート 10.10.4 が公開されました。
主にバグフィクスが中心で、今回もネットワークの信頼性向上 (不具合修正) も改良項目にあげられています。
同時にリリースされた iTunes 12.2 で Apple Music に対応したことの方がインパクトは大きいように思えます。
1. 事前準備
全てのアプリを落とした後、Time Machine でバックアップを取得しました。
2. 10.10.4 へのアップデート
2.1. アップデートの実行
App Store からアップデートを実行します。
ソフトウェア仕様許諾契約に同意すると、ダウンロード及び再起動が必要な旨の確認ダイアログが表示されます。
「ダウンロードして再起動」ボタンを選択するとダウンロードが始まります。
ダウンロードサイズは 約 1.09 GB でした。
2.2. インストール
ダウンロード完了後に再起動の可否が通知されます。
「再起動」ボタンを選択すると 10.10.4 のアップデートが始まります。
インストール完了まで 7分ほどかかりました。
2.3. インストール完了
再起動後、「この Mac について」を起動するとバージョンが 10.10.4 となっていることを確認できます。
3. アクセス権の修復
アップデート後のお約束としてアクセス権の修復を行います。
「アプリケーション」の「ユーティリティ」から「ディスクユーティリティ.app」を起動します。
「ディスクのアクセス権を検証」ボタンを選択するとアクセス権の問題が確認できます。
合計 5件のアクセス権不一致と警告が検出されました。
この結果を踏まえて、「ディスクのアクセス権を修復」ボタンを選択すると、問題のあるアクセス権の修復が始まります。
SUID ファイル "ARDAgent" が修復されませんでした。
警告:SUID ファイル“System/Library/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/MacOS/ARDAgent”は変更済みで、修復されません。
“Library/Printers/InstalledPrinters.plist”上のグループが一致しません。80 であるはずですが、グループは 0 になっています。
“Library/Printers/InstalledPrinters.plist”上のアクセス権が一致しません。-rw-rw-rw- であるはずですが、-rw-r--r-- になっています。
“Library/Printers/InstalledPrinters.plist”を修復しました
“private/var/db/displaypolicyd”上のユーザが一致しません。0 であるはずですが、ユーザは 244 になっています。
“private/var/db/displaypolicyd”上のグループが一致しません。0 であるはずですが、グループは 244 になっています。
“private/var/db/displaypolicyd”を修復しました
アクセス権の修復が完了しました
もう一度「ディスクのアクセス権を検証」を行うと、"ARDAgent" の警告を除いて修復できたことが確認できます。
警告:SUID ファイル“System/Library/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/MacOS/ARDAgent”は変更済みで、修復されません。
アクセス権の検証が完了しました
調べてみると、無視しても良い警告のようです。
@see 「Mac OS X:ディスクユーティリティのアクセス権の修復で無視しても構わないメッセージが表示される 」