カテゴリー別アーカイブ: Eclipse

Java アップデート後の Eclipse 設定変更 (Mac | OS X 10.10)

Eclipse インストール済みの環境に対して Java SE (JDK) をアップデートした場合、追加した Java SE (JDK) を Eclipse から利用可能なように設定を変更する必要があります。

ここでは Java SE 8u11 + Eclipse 4.4 の環境において、Java SE 8u25 にアップデート (追加インストール) した場合の例です。

1. JRE の追加

1.1. インストール済み JRE の確認

「環境設定」画面の「Java」-「インストール済みのJRE」を選択します。
追加した Java SE がリストに存在しない場合、「検索」ボタンまたは「追加」ボタンを選択します。

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1.2. JRE の型

「JRE の型」画面で「MacOS X VM」を選択し、「次へ」ボタンを選択します。

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1.3. JRE 定義

「JRE 定義」画面で「JRE ホーム」項目と「JRE 名」項目を入力し、「完了」ボタンを選択します。
ここでは

JRE ホーム  : /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.8.0_25.jdk/Contents/Home
JRE 名  : Java SE 8 [1.8.0.25]

と入力しています。

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1.4. デフォルト JRE 設定

「インストール済みの JRE」画面でチェックの入った Java SE (JDK) がデフォルトとなります。

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(*) この設定値は Eclipse を実行する JRE とは異なります。

2. 実行環境の設定

2.1. 設定確認

「環境設定」画面の「Java」-「インストール済みのJRE」-「実行環境」を選択し、対象の実行環境 (ここでは「JavaSE-1.8」) に追加した Java SE (JDK) が存在していることを確認します。

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2.2. デフォルト設定

デフォルトが異なっている場合は、対象の Java SE (JDK) をチェックし、「OK」ボタンを選択します。

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3. ビルドパスの変更

3.1. ビルドパスの確認

プロジェクトのプロパティから「Java のビルドパス」を選択します。
「ライブラリー」タブから、そのプロジェクトが利用する Java SE (JDK) を確認できます。

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3.2. ビルドパスの変更

JRE システムライブラリーが異なる場合、「編集」ボタンを選択します。
「ワークスペースのデフォルト JRE」を選択するか、「代替 JRE」から対象の JRE を選択して「完了」ボタンを選択します。

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3.3. ビルドパスの登録

JRE システムライブラリーのバージョンが反映されていることを確認し、「OK」ボタンを選択します。

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Eclipse 4.4 Luna の日本語化 (Mac | OS X 10.9)

Eclipse 4.4 Luna のインストール (Mac | OS X 10.9)」の続きです。

1. Eclipse 日本語化の方法

Eclipse を日本語化するためには言語パックを導入する等いくつか方法があります。
今回も Pleiades プラグイン を使用しました。

言語パックと Pleiades プラグインの比較は Pleiades プラグイン開発元の下記サイトが詳しいです。

@see 「言語パックと Pleiades による日本語化の比較」 (MergeDoc Project)

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2. Pleiades プラグインのダウンロード

Pleiades 公式サイトの「Pleiades プラグイン・ダウンロード」から「最新版」をダウンロードします。
sourceforge.jp の画面に遷移後、「download」リンクを選択することでダウンロードが可能です。

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本日時点の最新バージョンは 1.5.2.I20140627、pleiades.zip (14,963,952 byte) でした。

3. Pleiades プラグインのインストール

3.1. 解凍

ダウンロードした zip ファイルを解凍します。
ダブルクリックでも解凍可能ですが、下記のようにターミナルから解凍しました。

$ cd ~/Downloads
$ ls
pleiades.zip

$ mkdir pleiades
$ cd pleiades
$ unzip ../pleiades.zip
$ ls
eclipse.exe -clean.cmd        plugins
features                      readme
pleiades-1.5.2.I20140627

(*) 青字はディレクトリ。

3.2. インストール

解凍した pfeatures ディレクトリと plugins ディレクトリ、readme ファイルを Eclipse ディレクトリにコピーします。
なお、Eclipse は /Applications/Eclipse4.4 にインストールしています。

$ cp -Rf features/* /Applications/Eclipse4.4/features/
$ cp -Rf plugins/* /Applications/Eclipse4.4/plugins/
$ cp readme/readme_pleiades.txt /Applications/Eclipse4.4/readme/

3.3. eclipse.ini の修正

(*) 修正内容の詳細は readme_pleiades.txt を参照してください。

eclipse.ini に以下の一文を追加します。
Windowsへのインストールとは異なり、plugins ディレクトリの指定が絶対パスとなっていることに注意してください。

-javaagent:/Applications/Eclipse4.4/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar

OS X の場合、eclipse.ini は Eclipse.app 内に含まれています。
Eclipse.app を右クリックし、「パッケージの内容を表示」を選択します。

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Contents -> MacOS と選択すると、eclipse.ini があります。

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ターミナルから修正する場合は、下記パスで修正可能です。

$ vi /Applications/Eclipse4.4/Eclipse.app/Contents/MacOS/eclipse.ini

4. 動作確認

Eclipse を起動すると、起動スプラッシュ画像が変わっていることと日本語化されたことが確認できます。

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5. 起動スプラッシュ画像を元に戻す

起動スプラッシュ画像を Eclipse 標準の画像に戻す場合、eclipse.ini に追加した行の最後にオプションを指定します。

-javaagent:/Applications/Eclipse4.4/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar=default.splash

(*) 赤字が追加したオプション。

[ END ]

Eclipse 4.4 Luna のインストール (Mac | OS X 10.9)

1. Java 8 に対応した Eclipse

日本時間の 6/26 0:00 過ぎ、Eclipse 4.4 Luna がリリースされました。
このバージョンから Java 8 に正式に対応した Eclipse となります。

(*) Eclipse 4.3 SR2 はパッチをあてることで Java 8 に対応。

2. Eclipse 4.4 Luna のダウンロード

Eclipseダウンロードサイトからは様々なパッケージがダウンロード可能です。
今回は「Eclipse IDE for Java EE Developers」の「Mac OS X 64 Bit」版をダウンロードしました。

もしも Mac 版のリンクがなければ、右上のドロップダウンリストから「Mac OS X (Cocoa)」を選択してください。

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本日時点の最新版は eclipse-jee-luna-R-macosx-cocoa-x86_64.tar.gz (269,548,740 byte) でした。

3. Eclipse 4.4 Luna のインストール

3.1. 解凍

ダウンロードした tar.gz ファイルを解凍します。
ダブルクリックでも解凍可能ですが、下記のようにターミナルから解凍しました。

$ cd ~/Downloads
$ ls
eclipse-jee-luna-R-macosx-cocoa-x86_64.tar.gz

$ tar xzf eclipse-jee-luna-R-macosx-cocoa-x86_64.tar.gz
$ ls
eclipse
eclipse-jee-luna-R-macosx-cocoa-x86_64.tar.gz

(*) 青字はディレクトリ。

3.2. インストール

解凍した eclipse ディレクトリを「アプリケーション」フォルダに配置すれば Eclipse のインストールは完了です。

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ここでは「eclipse」 → 「Eclipse4.4」にリネームしています。

4. 開発元の確認

そのまま Dock のアプリケーションから Eclipse.app を選択しても、確認元未確認ダイアログが出て Eclipse は起動できません。

"Eclipse.app"は、開発元が未確認のため開けません。
"セキュリティ"環境設定でインストールが許可されているのは、Mac App Store と確認済みの開発元からのアプリケーションのみです。

開発元を確認済みとするには、Eclipse.app のコンテクストメニュー (右クリックで表示されるメニュー) から「開く」を選択します。

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その後表示される開発元確認ダイアログで「開く」ボタンを選択します。

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開発元が確認済みとなり、以降、Eclipse.app を選択するだけで Eclipse が起動します。

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なお、workspace 選択時に既存 (Eclipse 4.4 以前) のディレクトリを指定すると、最新版にアップデートするか確認されます。
アップデートするか、別ディレクトリを指定するか選択してください。

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5. Java SE 6 インストール?

Eclipse と Java のバージョンの組み合わせによっては、以下のような Java SE 6 のインストールが促されることがあります。

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"Eclipse.app"を開くには、Java SE 6 ランタイムが必要です。
今すぐインストールしますか?

その場合、インストールした Java の設定を変更する必要があります。
詳細は「Eclipse 4.3 Kepler のインストール (Mac | OS X 10.9)」の「3. Java SE 6 インストール?」を参照してください。

Eclipse 4.4 Luna の日本語化 (Mac | OS X 10.9)」へ続きます。

[ END ]