RedHat 系 ディストリビューションを KDE デスクトップ環境でインストールすると、どういうわけか毎回日本語入力の設定で悩みます。
今回インストールした Fedora 18 も例外ではありませんでした。
2度と繰り返さないための (正確には、次に忘れたとき用の) 備忘録です。
1. 言語
「KDE システム設定」を起動し、「アプリケーションの外観と振る舞い」-「ロケール」を選択します。
「国と言語」-「言語」タブの「優先言語」を「日本語」にします。
2. キーボード
「KDE システム設定」を起動し、「ハードウェア」-「入力デバイス」を選択します。
「キーボード」-「レイアウト」タブの「レイアウトを設定」にチェックを入れます。
「バリアント」を「日本語 (OADG 109A)」に変更すると、右上の「¥」キーで「\ (U+005C)」ではなく「¥ (U+00A5)」が入力できます。
この場合、「\ (U+005C)」は右下の「\ (ろ)」キーで入力可能です。
NOTE:
「¥ (U+00A5)」 → 半角 円記号 (¥)
「\ (U+005C)」 → 半角 バックスラッシュ (\)
「ハードウェア」タブの「キーボードモデル」は「106 キー PC」が選択できないので、「Generic | 標準 101 キー PC」のままとしておきます。
3. /etc/vconsole.conf
systemd 採用により、キーボードの設定ファイルが /etc/sysconfig/keyboard から /etc/vconsole.conf に変更となりました。
KEYMAP の値が「jp106」であることを確認します。
/etc/vconsole.conf
4. キーマップ
これらの設定を行った上での setxkbmap -print の結果です。
xkb_keymap {
xkb_keycodes { include "evdev+aliases(qwerty)" };
xkb_types { include "complete" };
xkb_compat { include "complete+japan" };
xkb_symbols { include "pc+jp(OADG109A)+inet(evdev)" };
xkb_geometry { include "pc(pc101)" };
};
xkb_geometry の値が「pc(pc101)」となっていますが、(善し悪しはともかく) そのまま放置しています。
5. 「ろ」キー問題
仮想マシン (KVM) の「キーマップ」項目が「ja」ではなく「Auto」となっている場合、右下の「ろ」キーが押せない (反応しない) ことがあります。