年別アーカイブ: 2010年

OpenOffice のインストール (Mac OS X 10.6)

2012/1/18 追記、2013/2/14 修正
LibreOffice のインストールについては こちら  こちら

仕事は別ですが、自宅では表計算ソフト等のオフィスツールは OS を問わず OpenOffice を使用しています。

MacBook Air (Mac OS X v10.6) でもオフィスツールが入ってないと不便ですので OpenOffice を導入したいと思います。

1. ダウンロード

OpenOffice のダウンロードサイト から最新のインストーラをダウンロードします。
本日時点の最新版は 3.2.1でした。

MacOSX のタグから「Mac OS X Intel用 [162MB]」のリンクをクリックし、OOo_3.2.1_MacOS_x86_install_ja.dmg ファイルを入手します。

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2. インストール

インストールは dmg ファイルを実行してディスクイメージをマウントし、その中の OpenOffice.org アイコンを Applications にドラッグするだけで完了します。

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ドラッグ後、Dock からアプリケーションを開くと、OpenOffice.org が追加されていることがわかります。

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3. 動作確認

Dock のアプリケーションから OpenOffice.org を選択することで OpenOffice が起動すればインストールは成功しています。

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OpenOffice に限らずですが、外からダウンロード・インストールしたアプリケーションについては、初回起動時に以下のようなダイアログが表示されるようです。

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4. Dock への登録

比較的よく使うアプリケーションのため、Dock への追加も併せて行いました。
といっても、アプリケーションの中の OpenOffice.org アイコンを Dock ヘドラッグするだけで作業は完了です。

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[ END ]

alternatives コマンドを使用した java バージョンの切り替え

JDK 1.6.x のインストール (CentOS 5.5 64bit)」の「3.3. /usr/bin 配下のリンク先変更」において、/usr/bin 配下の java のリンク先を切り替えることにより実行される java のバージョン切り替えを実現しました。

が、alternatives (または update-alternatives) コマンドを用いることで、よりスマートに java バージョンの切り替えが実現できるようです。

今回は JDK (java) に関連する部分のみの手順に限定させていただきますので、alternatives の詳細については以下のサイトをご参照ください。

@see 「コマンドを便利に切り替える update-alternatives 使いこなし講座

1. 現在の設定確認

1.1. alternatives 設定

alternatives で java コマンドの設定状況を確認します。

# alternatives --config java

2 プログラムがあり 'java' を提供します。

  選択       コマンド
-----------------------------------------------
*+ 1           /usr/lib/jvm/jre-1.6.0-openjdk.x86_64/bin/java
   2           /usr/lib/jvm/jre-1.4.2-gcj/bin/java

/usr/lib/jvm/jre-1.6.0-openjdk.x86_64/bin/java が有効となっていて、そのほかに /usr/lib/jvm/jre-1.4.2-gcj/bin/java が登録されていることがわかります。

1.2. java 設定

java コマンドを実行すると、CentOS のデフォルトでは /usr/bin 配下の java が起動します。この実体は、以下が示すように /etc/alternatives/java となっています。

# ls -l /usr/bin/java
lrwxrwxrwx 1 root root 22 4月 18 18:11 java -> /etc/alternatives/java

/ect/alternatives/java は「1.1. alternatives 設定」となっていますので、結果として /usr/lib/jvm/jre-1.6.0-openjdk.x86_64/bin/java が動作することになります。

# java -version
java version "1.6.0_0"
OpenJDK Runtime Environment (IcedTea6 1.6) (rhel-1.11.b16.el5-x86_64)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 14.0-b16, mixed mode)

2. インストールした JDK の登録

新たに JDK をインストールしても alternatives には登録されません。
登録を行う場合には --install オプションを使用します。

# alternatives --install /usr/bin/java java /usr/java/default/bin/java 16021
  • 第1パラメータの「/usr/bin/java」は実行するリンクを指定します。
  • 第2パラメータの「java」は登録対象のグループを指定します。
  • 第3パラメータの「/usr/java/default/bin/java」は実際に実行するコマンドのパスを指定します。
    細かくバージョン管理を行いたい場合は「/usr/java/jdk1.6.0_21/bin/java」のように登録した方がよいかもしれません。
  • 第4パラメータの「16021」は優先度を指定します。今回は JDK1.6.0_21 ですので「16021」としました。

alternatives で登録結果を確認します。

# alternatives --config java

3 プログラムがあり 'java' を提供します。

  選択       コマンド
-----------------------------------------------
 + 1           /usr/lib/jvm/jre-1.6.0-openjdk.x86_64/bin/java
   2           /usr/lib/jvm/jre-1.4.2-gcj/bin/java
*  3           /usr/java/default/bin/java

Enter を押して現在の選択 [+] を保持するか、選択番号を入力します:3

「/usr/java/default/bin/java」が追加されていることが確認できます。
ただ、このままでは「1」が有効となっているので、「3」を入力して Enter キーで決定します。

3. 動作確認

前項の設定が有効となっているか確認します。

# java -version
java version "1.6.0_21"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_21-b06)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 17.0-b16, mixed mode)

[ END ]

JDK 切り替え後の Eclipse 設定変更 (CentOS 5.5 64bit)

前回の「JDK 1.6.x のインストール (CentOS 5.5 64bit) 」で、これまで使用していた Java を OpenJDK から Sun JDK に切り替えました。

赤び~環境において、これにより影響を受けそうなアプリケーションは
  ・Eclipse
  ・Tomcat
  ・Glassfish
といったところでしたので、動作確認を行いました。

結論から言うと、Tomcat と Glassfish は問題なしで Eclipse のみ設定変更が必要でした。
今回は Eclipse に必要となる設定変更をまとめてみます。

1. インストール済みの JRE

Eclipse 自体の起動はパスに定義された java により問題なく行われます。
変更が必要となるのは Eclipse 上で作成したプロジェクトが使用する JRE (JDK) のパスです。

「ウィンドウ」-「設定」メニューから設定画面を表示し、「Java」-「インストール済みの JRE」メニューを選択します。

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「インストール済みの JRE」が OpenJDK のみとなっていますので、Sun JDK を追加設定する必要があります。
「追加」ボタンを選択し、JRE の追加画面を表示します。

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「標準VM」を指定して「次へ」ボタンを選択すると、JRE の追加画面に遷移します。

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「JREホーム」に「/usr/java/default」を指定してください。自動的に「JRE 名」が「jdk_1.6.0_21」と設定されます。
問題なければそのまま「完了」ボタンを選択してください。インストール済みの JRE 画面に遷移します。

「インストール済みの JRE」が「java-1.6.0-openjdk ・・・」と「jdk_1.6.0_21」の二行に増えていますが、「java-1.6.0-openjdk ・・・」はすでにパッケージを削除済みですので Eclipse からも削除します。
「java-1.6.0-openjdk ・・・」を選択して「除去」ボタンを選択してください。

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以上で Eclipse 本体の設定は完了です。

2. 作成済みプロジェクトの設定変更

次に、作成済みのプロジェクトについても設定変更を行う必要があります。

エラーとなっているプロジェクトを選択し、右クリックメニューから「プロパティ」を選択してください。「Java のビルド・パス」メニューを選択すると画面上部に「ビルド・パス・エントリーが欠落しています:・・・」と表示されています。

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「ライブラリー」タブを選択すると「JRE システム・ライブラリー」がエラーとなっていますので、選択後「編集」ボタンを選択してください。ライブラリーの編集画面に遷移します。

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「ワークスペースのデフォルト JRE」を指定し「完了」ボタンを選択すると、再ビルドが行われてプロジェクトのエラーが解消されます。

この作業を全てのプロジェクトで実施後、念のためプロジェクトのクリーンを行って設定変更作業は完了します。

[ END ]