「Eclipse の日本語化 (Mac | OS X 10.9)」の続きです。
1. Java 8 に対応した Eclipse
Java 8 に正式に対応する Eclipse は 6/25 にリリース予定の次期バージョン (4.4 Luna) からです。
現時点では Eclipse 4.3 Kepler SR2 に Java 8 用パッチを適用することで、Eclipse をJava 8 に対応することができます。
@see 「Installing Java™ 8 Support in Eclipse Kepler SR2」 (Eclipse.org)
2. パッチのインストール
2.1. インストール
「ヘルプ」-「Eclipse マーケットプレース」メニューから「Eclipse マーケットプレース」画面を表示します。
画面上部の検索欄に「Java 8 Kepler」と入力し「実行」ボタンを選択すると、インストール可能なソフトウェア候補がリストに表示されます。
「Java 8 support for Eclipse Kepler SR2」の「インストール」ボタンを選択します。
「選 択されたフィーチャーの確認」画面で「Java 8 support for Eclipse Kepler SR2」と「Eclipse JDT(Java Development Tools) Patch with Java 8 support」をチェックし、「確認」ボタンを選択します。
「ライセンスのレピュー」画面でライセンスを確認します。
問題なければ「使用条件の条項に同意します」をチェックして「完了」ボタンを選択します。
2.2. Eclipse の再起動
インストールが完了すると Eclipse の再起動が求められますが、pleiades プラグインをインストールしている場合は「いいえ」ボタンを選択します。
Eclipse を一度終了させます。
終了後、-clean オプションで Eclipse を起動することでプラグインのインストールは完了します。
2.3. オプション
Java EE 開発を行う場合は「Java 8 Facet for Web Tools for Eclipse Kepler SR2」を、Maven を利用している場合は「Java 8 support for m2e for Eclipse Kepler SR2」を、Eclipse マーケットプレースから追加でインストールする必要があります。
ここでは「Java 8 Facet for Web Tools for Eclipse Kepler SR2」を追加でインストールしています。
3. 動作確認
3.1. Eclipse マーケットプレース
Eclipse マーケットプレースの「インストール済み」タブから、対象のパッチがインストールされていることを確認します。
3.2. 実行環境
「環境設定」画面の「Java」-「インストール済みのJRE」-「実行環境」を選択し、「JavaSE-1.8」が追加されていることを確認します。
3.3. サンプルソース作成/実行
Java 8 を選択したプロジェクトを作成し、Java 8 で追加された機能がコンパイル/実行可能なことを確認します。
ここではラムダ式 (リンクは PDF) を含んだサンプルを作成しました。
サンプルソース
public static void main(String[] args) {
List<String> list = Arrays.asList("123", "9", "30", "1");
Collections.sort(list, (o1, o2) -> {
return Integer.parseInt(o1) - Integer.parseInt(o2);
});
System.out.println(list);
}
}