El Capitan でのアクセス権の修復 (Mac | OS X 10.11)

OS X 10.11 El Capitan へのバージョンアップ (Mac | OS X 10.11)」の続きです。

OS X 10.11 El Capitan からディスクユーティリティ.app のユーザインターフェースが変更になりました。
新しいディスクユーティリティ.app でアクセス権の修復を行う手順をまとめてみました。

3. アクセス権の修復

3.1. アクセス権修復の実行

バージョンアップ後のお約束としてアクセス権の修復を行います。
「アプリケーション」の「ユーティリティ」から「ディスクユーティリティ.app」を起動します。

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画面上部の1番左にある「First Aid」ボタンを選択すると、First Aid (アクセス権の修復) の実行を確認するダイアログが表示されます。

# 旧バージョンまであったアクセス権の検証のみを行う機能はなくなったようです。

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確認ダイアログ

"Macintosh HD"で First Aid を実行しますか?
First Aid では、ボリュームのエラーがチェックされ、必要に応じて修復されます。

確認ダイアログで「実行」ボタンを選択することで、アクセス権の検証と修復が始まります。

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3.2. 修復結果の確認

アクセス権の検証と修復が完了すると、ダイアログのメッセージが切り替わります。

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完了ダイアログ

"Macintosh HD"で First Aid を実行中
First Aid プロセスが完了しました。続けるには、"完了"をクリックします。

実行結果の詳細を確認すると、最後の方に「ファイルシステム検査の終了コードは8です」との表示があります。

# 新しいディスクユーティリティ.app では、詳細をテキストとしてコピーすることができなくなったようです。

詳細ログ (一部抜粋)

〜 略 〜

カタログ階層を確認中です。
ディレクトリの項目カウントが正しくありません
 (正しい値 195168、不正な値 (現状) 195171)
ディレクトリの項目カウントが正しくありません
 (正しい値 35、不正な値 (現状) 34)
ボリューム情報を確認中です。
ボリューム"Macintosh HD"が壊れています。修復する必要があります。
ファイルシステム検査の終了コードは8です
操作が完了しました。

First Aid を実行すると修復されるはずでは、と思い、再実行してみると若干ログが変わりました。
結局状況は変わらず、どうも「ディレクトリの項目カウント」が修復できてないように見えます。

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再実行時の詳細ログ

〜 略 〜

カタログ階層を確認中です。
ディレクトリの項目カウントが正しくありません
ディレクトリの項目カウントが正しくありません
 (正しい値 35、不正な値 (現状) 34)
ボリューム"Macintosh HD"が壊れています。修復する必要があります。
ファイルシステム検査の終了コードは8です
操作が完了しました。

原因は調査中です。

El Capitan バージョンアップ後の設定と新機能 (Mac | OS X 10.11)」へ続きます。

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OS X 10.11 El Capitan へのバージョンアップ (Mac | OS X 10.11)

9/30 (日本時間 10/1 早朝)、OS X 10.11 El Capitan がインストール可能になりました。

新しい日本語フォントや日本語入力ライブ変換機能の追加、Spotlight やメモ App、メール App の強化、パフォーマンス改善等、El Capitan には目玉機能が多数あります。
今回はフルスクリーン表示を強化する Split View 機能を早く触りたかったので、即日バージョンアップしました。

アップグレード対象は Yosemite (10.10.4) がインストールされている MacBook Air 2012 です。

1. 事前準備

全てのアプリを落とした後、Time Machine でバックアップを取得しました。
また、事前に Parallels DesktopATOK Passport を最新化しています。

Parallels Desktop

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ATOK Passport

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2. OS X 10.10 Yosemite から OS X 10.11 El Capitan への バージョンアップ

2.1. El Capitan アップデートの実行

App Store から OS X El Capitan が無料ダウンロード可能です。
Safari 9.0 は El Capitan へバージョンアップすると併せてインストールされました。

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「無料アップグレード」ボタンを選択するとダウンロードが始まります。
ダウンロードサイズは 約 6.08 GB で、30分程度かかりました。

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2.2. El Capitan インストーラの起動

ダウンロード完了後、自動的に OS X 10.11 El Capitan のインストーラが起動します。

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2.3. 使用許諾契約

 インストーラ起動画面で「続ける」ボタンを選択すると、「使用許諾契約」画面に遷移します。
内容を確認して問題なければ 「同意する」ボタンを選択し、「同意確認」ダイアログで「同意する」ボタンを選択してください。

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2.4. インストール先の選択

「インストール先の選択」画面では OS X El Capitan をインストールするディスクを選択します。
MacBook Air にはディスクが一つしかありませんので、デフォルト (Macintosh HD) のまま「インストール」ボタンを選択しています。

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2.5. インストール準備 (再起動前)

インストールの準備処理は1分ほどで終わりました。
再起動により El Capitan のインストールが始まります。

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2.6. インストール

2度の再起動を経て、実際のインストールには 40分弱かかりました。
画面の残り時間よりも時間がかかるのはお約束です。

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3. OS X 10.11 El Capitan 初期設定

3.1. iCloud

インストールが完了すると iCloud へのサインインを促されます。
「後で設定」リンクを選択することでスキップ可能です。

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2段階認証を有効にしている場合、確認コードの入力を求められます。

確認コード入力時、どのキーを押しても2〜4桁目に1桁目に入力した「9」が入力されて焦りました。
日本語 IME が ON となっていたので OFF にしたところ入力できるようになりました。
もしかしたら ATOK が悪さしていたのかもしれません。

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3.2. 利用規約

OS X ソフトウェア使用許諾契約、iCloud / Game Center の利用条件、Apple プライバシーポリシーについての「利用規約」画面に遷移します。
内容を確認して問題なければ 「同意する」ボタンを選択し、「同意確認」ダイアログで「同意する」ボタンを選択してください。

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3.3. インストール完了

初期設定完了後、「この Mac について」を起動するとバージョンが 10.11 となっていることを確認できます。

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バージョンアップ前後でストレージの使用量を確認したところ、App 領域が 10GB 強増加し、その他領域が 30GB 弱減少していました。

OS X 10.10 Yosemite

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OS X 10.11 El Capitan

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El Capitan でのアクセス権の修復 (Mac | OS X 10.11)」へ続きます。

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Watch OS 2.0 へのアップデート 〜 追加機能編 〜

Watch OS 2.0 へのアップデート 〜 Apple Watch 編 〜」の続きです。

3. Watch OS 2.0 の (主な) 新機能

3.1. コンプリケーション

今まで Apple 製アプリケーションに限定されていたコンプリケーションが、他社製アプリケーションでも利用可能となりました。

Apple Watch をペアリングしている iPhone から Apple Watch アプリを起動すると、「コンプリケーション」メニューが追加されています。
ここでは「Yahoo! 天気」と「駅すぱあと」のコンプリケーションが利用可能となっています。

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Apple 純正のコンプリケーションと同様に、これらのコンプリケーションも文字盤のカスタマイズから選択可能です。
「Yahoo! 天気」のように、表示場所によって見た目を代えることもできるようです。

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3.2. 友達

サイドボタンから呼び足す友達をグルーピングできるようになりました。
スワイプでグループを切り替え可能です。

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Apple Watch アプリの「友達」メニューからグループ名を設定可能です。

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3.3. 文字盤

文字盤に「タイムラプス」、「フォトアルバム」、「写真」が追加されました。
Watch OS 2.0 の「タイムラブス」では、香港/ロンドン/マック湖/ニューヨーク/上海/パリが選択できます。

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3.4. Wi-Fi

iPhone との Bluetooth 接続が切れた場合、Wi-Fi 接続に切り替わるようになりました。
Wi-Fi 接続時は「iPhone」アイコンから「雲」アイコンに切り替わります。

iPhone の Wi-Fi 接続設定がそのまま利用されるようで、特に Apple Watch の設定は不要でした。

左:Bluetooth 接続時、右:Wi-Fi 接続時

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3.5. アクティベーションロック

Watch OS 2.0 からアクティベーションロックが有効になりました。
Apple Watch のアクティベート時に Apple ID とパスワードが必要になるようです。

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