カテゴリー別アーカイブ: Mac OS X

MacBook Air (Mid 2012) の初期設定と環境移行

首を長くして待っていた MacBook Air Mid 2012 が、昨日の午前 10:30 に届きました。

20120625_01 20120625_02

20120625_03 20120625_04

伝票の品名に「パーソナルコンピュータ」と印刷されているのを見ると例の CM を思い出すのは赤び~だけでしょうか。

早速、届いた MacBook Air Mid 2012 の初期設定と、今まで使用してきた MacBook Air Late 2010 からの環境移行 (データ移行を含む) を行いました。

1. 事前準備

MacBook Air Late 2010 の最新情報を Time Machine でバックアップします。

Time Machine によるバックアップの詳細については「LCH-MN2TU3S での Time Machine その1 (Mac OS X 10.7)」を参照してください。

2. 初期設定とデータ移行

2.1. 電源を入れる

MacBook Air Mid 2012 の電源ボタン (キーボード右上) を押して電源を入れます。
起動音がそれなりに大きい音で鳴るので、普段消音モードで Mac を使っている赤び~はかなり焦りました。

2.2. 言語の選択、国または地域の選択

言語選択画面では選択されている言語で「使用する言語を選んでください」としゃべるので二度びっくりです。

20120625_05 20120625_06

2.3. キーボード入力環境の選択

使用する IME を選択します。
赤び~は「ローマ字入力」ではなく「かな入力」派なので併せて指定しています。

20120625_07

2.4. Wi-Fi ネットワークの選択

使用する Wi-Fi ネットワーク (無線 Lan) を選択します。

Wi-Fi の親機が MAC アドレスでフィルタリングしている場合は、一時的にフィルタを解除するか、箱の裏に記載されている MAC アドレス (AirMac ID) を親機に登録するのを忘れないでください。

20120625_08 20120625_09

2.5. 環境 (データ) 移行方法の選択

環境 (データ) 移行方法として

  • 別の Mac から転送する
  • Windows PC から転送する
  • Time Machine またはほかのディスクから転送する
  • 後で移行アシスタントを使用して転送する

を選択できます。

別の Mac から転送する方法を選択した場合、Wi-Fi 経由だと時間がかかるので注意してください。(*1)
今回は「Time Machine またはほかのディスクから」を選択しました。

(*1) 試しに Wi-Fi 経由で環境移行してみたところ、10時間以上かかると出てきました。
キャンセル方法がなかったので、電源長押しで強制終了して最初からやり直しました。。。

20120625_10 20120625_11

2.6. ソース (環境移行元) の選択

ソースを選択画面に遷移したところで Time Machine 保存先の外付け HDD を接続し、認識されることを確認します。

20120625_12

2.7. 転送する情報の選択

転送対象とする情報 (環境やデータ) を選択します。
今回は全てを対象としたため、約 54 GB が転送対象と鳴っています。

20120625_13

2.8. 転送の実行と転送結果の確認

「転送」ボタンを選択すると転送が始まります。
15分ほどで完了したのは USB 3.0 の威力でしょうか。

なお、転送時になんらかのエラーが発生した場合、ログイン後にデスクトップに「転送時の警告とエラー.rtf」というファイルが作成されます。

20120625_14

20120625_15 20120625_16

2.9. Apple ID の登録

使用する Apple ID を登録します。

20120625_17 20120625_18

20120625_19

2.10. Lion の起動

トラックパッドでテキスト部分をスクロールして「Mac OS X Lion を始める」ボタン
を選択すると初期設定とデータ移行は完了です。

20120625_20 20120625_21

3. 移行できなかった情報

この手順で MacBook Air Late 2010 から Mid 2012 に移行できなかった、または問題のあった情報です。

3.1. DisplayPad

転送に失敗したアプリです。
未使用アプリだったので今回は放置しています。

3.2. システム環境設定の一部

言語とテキスト設定、共有設定等、一部の設定が引き継がれていませんでした。
Late 2010 と Mid 2012 を比較しながら手動で再設定しました。

3.3. Display Link Driver

USB-RGB/D2 で使用している Display Link Driver がインストールされているものの認識しない状態でした。
Driver のアンインストールと再インストールを行いました。

USB-RGB/D2 および Display Link Driver の詳細は「USB-RGB/D2 の Driver アップデート (Mac OS X 10.7)」を参照してください。

3.4. ATOK 2010 for Mac

ATOK 2010 for Mac の環境設定が怪しかったので再インストールしました。
もしかすると再設定で何とかなったのかもしれません。

3.5. Parallels Desktop 7 for Mac

仮想環境に使用している Parallels Desktop for Mac の再アクティベートが必要でした。

3.6. ディスクのアクセス権を修復

ディスクのアクセス権を検証したところ、一部に問題がありましたので修復しました。

“Macintosh HD”のアクセス権を修復中
“Applications/.DS_Store”上のアクセス権が一致しません。-rw-rw-r-- であるはずですが、-rw-r--r-- になっています。
“Applications/.DS_Store”を修復しました
“Library/Preferences/com.apple.alf.plist”上のグループが一致しません。80 であるはずですが、グループは 0 になっています。
“Library/Preferences/com.apple.alf.plist”を修復しました
“usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo”上のアクセス権が一致しません。-rw-r--r-- であるはずですが、-rwxr-xr-x になっています。
“usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo”を修復しました

アクセス権の修復が完了しました

ディスクのアクセス権については「アクセス権の修復 (Mac OS X 10.7)」を参照してください。

3.7. iTunes の手動アップデート

ソフトウェアアップデートを実行したところ iTunes でエラーが発生したので手動アップデートしました。

詳細は「環境移行後の iTunes アップデートエラー (Mac OS X 10.7)」を参照してください。

[ END ]

Xbench のインストール (Mac OS X 10.7)

先日 MacBook Air Mid 2012 を注文しました。
旧機種から新機種にリプレスすると気になるのがパフォーマンスの違いです。

Linux 環境ではベンチマークテストアプリとして PhoronixTestSuite を使っていましたが、Mac 環境では GeekbenchXbench あたりが有名なようです。

Geekbench はレジストしないと 32bit テストしかできません。
App Store では ¥1,100 でレジスト済みの Geekbench をインストールできるものの、お金を払ってまでベンチマークする必要を感じませんでした。

そんな経緯で、無償で全機能が使える Xbench をインストールして MBA Mid 2012 到着に備えることにしました。

1. ダウンロード

Xbench のサイト から最新の Xbench をダウンロードします。
本日時点の最新版は 1.3でした。

右上の「Download 1.3」リンクを選択し、Xbench_1.3.dmg (295 KB) を入手します。

2. インストール

Xbench のインストールは Xbench_1.3.dmg ファイルをマウントし、その中の Xbench.app アイコンを Dock のアプリケーションにドラッグするだけで完了します。

20120623_01

3. 動作確認

Dock のアプリケーションから Xbench.app を選択して Xbench が起動すればインストールは成功しています。

20120623_02

4. 動作確認 ~ ベンチマーク実行編 ~

4.1. Macbook Air Late 2010

Macbook Air Late 2010 で Xbench を実行してみました。
パックグラウンドで動いているプロセスを停止せずに計測したので正確ではないとおもいます。

(*) なぜか「Thread Test」でベンチマークが止まるので今回は除外しました。

20120623_03

4.2. LaCie LCH-MN2TU3S

Time Machine のバックアップ先に使用している外付け HDD の「Disk Test」結果です。
(*) 外付け HDD の詳細は「LCH-MN2TU3S での Time Machine その1 (Mac OS X 10.7)」を参照してください。

20120623_04

USB 2.0 での接続ということもあり、MBA 内蔵の SSD と比較すると Disk I/O がかなり遅いことが分かります。

SSD (MBA内蔵) HDD (USB 2.0)
Sequential Write [4K blocks] 209.60 MB/sec 38.94 MB/sec
Write [256K blocks] 152.65 MB/sec 32.84 MB/sec
Read [4K blocks] 19.97 MB/sec 10.02 MB/sec
Read [256K blocks] 166.31 MB/sec 38.62 MB/sec
Random Write [4K blocks] 33.60 MB/sec 1.08 MB/sec
Write [256K blocks] 162.89 MB/sec 33.75 MB/sec
Read [4K blocks] 10.12 MB/sec 0.69 MB/sec
Read [256K blocks] 93.27 MB/sec 20.34 MB/sec

[ END ]

MacBook Air (13-inch, Mid 2012)

先週 WWDC 2012 (Apple 開発者会議) がサンフランシスコで開催されました。

その初日 (日本時間 6/12 早朝)、MacBook ProMacBook Air の 2012年モデル (Mid 2012) が発表され、以前から噂されていた Retina ディスプレイ搭載の MacBook Pro with Retina display に話題が集中しました。

しかし MacBook Air には搭載されていません。
約1年半使った MacBook Air Late 2010 (2010年モデル) の後継として Retina ディスプレイ搭載の MacBook Air を狙っていたため、肩すかしをくらった格好となってしまいました。

でもメモリを 8GB 搭載できるのは魅力です。
迷うこと一週間、先週末に銀座の Apple Store で実機を見て、やっぱり Retina ディスプレイが欲しいなぁと悩んでしまいました。

このように買わない理由をいろいろ探してきましたが、結局、本日注文してしまいました。

20120618_01

MacBook Air 13インチの上位モデルを CTO (Custom To Order) でメモリ 8GB に増やしました。
Late 2010 (2010年モデル) と比較して、CPUCore 2 Duo 1.86GHz から Ivy BridgeCore i5 1.8GHz にパワーアップし、メモリSSD が倍増 (それぞれ 4GB → 8GB、128GB → 256GB) していますが、値段はほぼ同じですが

早ければ今週末には入手できそうです。

2012/6/21 追記
出荷完了のメールが届きました。
配送状況を確認すると、6/20 16:48 に出荷されたようです。

20120618_02

お届け予定日が 6/24 になってしまったのは台風が原因なのでしょうか。。。

2012/6/22 追記
無事国内に到着したようです。

20120618_03

2012/6/23 追記
ADSC支店から発送されました。

20120618_04

2012/6/24 追記
もうすぐくる~♪

20120618_05

【参考】
日曜日夕方時点で、Apple Store 銀座には下記 CTO モデルの在庫がありました。
CTO なしモデルと同様にその場で持ち帰り可能です。
・Core i7 2.0GHz、メモリ 8GB、SSD 512GB、¥189.801-
※ 11インチモデルは未確認です。

以下の CTO なしモデル (メモリ 4GB) であれば、量販店や Amazon で安く買えます。

[ END ]